出典：大人百花web

日本化粧品検定協会の代表理事を務め、セミナーの開催や美容情報冊子の制作、3つの大学での客員教授などで正しい美容の知識を広めるために奮闘中の小西さやかさん。仕事と子育てに追われながらも、自分の美しさを意識する時間を大切にしている小西さんの〝生涯レディな生き方〟について聞きました！

寝る間もなくガムシャラに働いた30代

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ニキビにすごく悩んでいた頃、間違ったお手入れ方法をしてさらに悪化した経験があって、こういった美容に関する間違った知識を減らしたいと思ったのが、日本化粧品検定協会を立ち上げることになったきっかけです。当時はボランティアの一環として、Facebook上で無料で美容を学べるアプリを作成。学び終わった方には、私の手書きですが認定書を郵送していました。またその合否をFacebookのフィードにも出るような仕組みにしたことで多くの方に知っていただき、利用者は4000人に。検定を通して学べたおかげで、私と同じような肌悩みや肌荒れを持っていた方々から「治った」という話を聞くと嬉しいです。現在は協会も大きくなり、スタッフは40人に増えたので、社長業としての協会運営が主な仕事。立ち上げた当初はひとりでやっていたので毎日眠れず、検定テキストの作成時期は出版社に泊まり込んだり、椅子を3つ並べて仮眠したことも…。なんとか間に合わせないといけない！と、その一心で頑張っていました。

20代の頃に想像していた素敵な大人の理想像とは

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実はあまり独立志向がなく、安定した環境で働くサラリーマンを思い描いていたんですが、まさか自分が独立して協会を立ち上げるとは思いもしませんでした。子どもを持つと余裕がなくなるし、20代の頃に描いていた理想像と今を比べると、満足している面もあれば、仕事に没頭しすぎた自分にちょっぴり反省もしています。40歳で子供を産んだのですが、仕事を両立しながらだとやはりなかなか自分に向ける時間が足りず、以前は韓国ドラマを見るのが大好きだったのですが、今はその時間を減らして勉強に充てています。化粧品や皮膚科学の学会論文を読んだり、大学で講義する授業の準備で調べたり、20代や30代の頃とは時間の使い方が変わりましたね。子育てが落ち着いたら、自分の綺麗を磨く時間を増やせたらいいなと思っています。学会や大学で研究し、学び、美容の知識をもっともっと身につけたいです。

自分の美しさを意識する時間を大切にしてほしい

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私と同じようにお子さんを出産されて、子育てと仕事の両立で忙しい方は多いと思います。そういった方たちに、大人百花を通しておしゃれ心を思い出してほしいです。やはり子どもがいると、どうしても自分のことは後回しになり、自分磨きから離れてしまいがち。もう一度自分の美と向き合って、自分のためにおしゃれをしたり、美容にかける時間を大切にしましょう。

撮影／古謝知幸（PEACE MONKEY） 取材・文／浜田舞衣