特別な日のディナーはこれでキマり!シャンパンにも合うおもてなしごはん2つ
シュワシュワと弾ける泡が心地よく喉を潤す、シャンパンやスパークリングワインが恋しい季節が到来。ゲストを招いたおもてなしの日や、1日の終わりが特別なひとときに変わる泡とごちそうのマリアージュで、夏の食卓にときめきを補充して。
白身魚のソテーとハーブサラダ
メインに選ぶのは、シャンパンやスパークリングの風味を引き立てる淡泊な白身魚。皮目をパリッとさせたソテーに、パッションフルーツソースとハーブのサラダを合わせれば、香りのごちそうが口いっぱいに広がります。
材料【2人分】
白身魚(鯛、すずきなど)…2切れ
好みのハーブ(ディル、チャービル、バジルなど)…合わせて50g
パッションフルーツ…1個
薄力粉…小さじ1・1/2
塩…小さじ1/3
オリーブオイル…大さじ2
作り方
(1)白身魚は2、3等分に切り、塩少々(分量外)をふって10分おいて水気を拭き、皮目に薄力粉をはたく。
(2)ハーブは食べやすい大きさに切り、合わせておく。
(3)パッションフルーツは果肉をスプーンで取り出し、塩とオリーブオイル大さじ1と合わせて混ぜる。
(4)フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れ、中火で熱して(1)の皮目を下にして軽く押さえながらパリッとするまで焼く。
(5)裏返して、フライパンの油をさらに上からスプーンなどでかけながら全体に火が通るまで3分ほど焼き(アロゼ)、塩少々(分量外)をふる。
(6)器に盛り、(2)を添え、(3)を全体にかける。
POINT
焼き目をつけた皮目は、仕上げにアロゼしてさらにパリッとさせ、魚の臭みをオフ。
泡は辛口がおすすめ
白身魚と風味豊かなパッションフルーツには、口当たり優しく、爽やかな辛口のブリュットで余韻を楽しんで。
フルーツトマトのグラススープ
暑い日のアペリティフには、フルーツトマトとグラニテの小粋なグラススープでおもてなしを。トマトのフレッシュな甘さと、だしのうまみが効いたシャリシャリ食感のグラニテに泡がマリアージュすると、喉越しも一層心地よく爽快に。
材料【2人分】
フルーツトマト…3個
あれば、パクチーの花…適量
【A】かつお昆布だし…300㎖
【A】酒…小さじ1
【A】みりん…小さじ2
【A】しょうゆ…小さじ2
【A】塩…小さじ1/4
作り方
(1)小鍋に【A】を入れて火にかけ、ひと煮立ちさせる。粗熱がとれたらバットに流し、冷凍庫で1時間冷やしてフォークなどで攪拌する。さらに1時間冷やしてかき混ぜる。
(2)器に(1)を入れ、2cm角に切ったフルーツトマトをのせる。
(3)あれば、パクチーの花をのせる。
POINT
冷凍庫で凍らせたスープをフォークで崩しながら混ぜれば、シャリシャリ食感のグラニテに。
泡は中辛口がおすすめ
うまみを味わうスープには、ブリュットよりやや甘めのエクストラ・ドライで味わいに奥行きをプラス。
掲載:大人百花Summer issue「春夏秋冬 おもてなしごはん」
料理/ワタナベマキ 撮影/新居明子 スタイリング/曲田有子 構成・文/長谷川稚渚 再構成/大人百花.web編集部
ワタナベマキさん
雑誌や書籍、イベントなどで幅広く活躍。グラフィックデザイナーを経て料理家の道へ進む。近著に『時間をかけて作りたい料理(Gakken)、『料理家・ワタナベ マキ 忙しい人に寄り添う、確かな傑作レシピ選』(オレンジページ)がある。