自分なりの価値観で幸せを見つけてほしい。モデル・牧野紗弥さんのメリハリ子育てLife
憧れママの子育てから、ハッピーへの道筋を探る連載。今回登場してくれたのは、3人のお子さんを育てながら多方面で活躍するモデル・牧野紗弥さん。 多忙な生活のなかで必要なものを取捨選択しながら子どもの生きる力を育み、自分の人生も充実させる。そんな理想的なメリハリ育児を語ってもらいました。
〝自分の幸せ〟を見つけてほしいから感情は言葉にする
「子どもたちには『自分の幸せを探せる人間になろう』という話をしています。先行き不透明で、何が起きるかわからない時代だからこそ、子どもたちには自分なりの価値観で幸せを見つけてほしい――それが私の願いです。自分が幸せと感じるものを知るには『楽しい』『いやだ』といった感情をきちんと言語化する積み重ねが大事。家族間であっても言葉で表現していかないと理解できないことがあるから。対話を通して、自分は自分、人は人という、当たり前だけど忘れがちなことをちゃんと理解すれば、自分の人生を楽しめるようになるんじゃないかな」
〝しなやかな気持ち〟を育む知識・経験を大切にする
「将来何が起きても乗り越えられる対応力をつける=〝しなやかな気持ちを育む〟というのが、私が重視している教育方針のひとつなんですが、そこに至ったのは小学校受験対策での親子体験がきっかけ。課題で親子の結びつきを絵にするため、ネタ作りもあっていろんな体験をしに各地を訪れました。すると、経験とともに子どもの関心の幅がどんどん広がっていくのを感じたんです。経験と知識が〝しなやかな気持ちを育む〟ことにつながると思っているし、やっぱりそれは机の上では得られないものだから、受験を終えた今でも意識的に続けています。受験は大変ではあったけれど、今思えば、幼少期に親子で経験と知識を手に入れられた、本当に貴重な時間でした」
掲載:大人百花Summer issue「憧れママのメリハリ子育てLife vol.2」
撮影/屋山和樹(BIEI)[人物]、志田裕也[静物] ヘアメイク/森川誠(PEACE MONKEY) モデル/牧野紗弥 文/大貫香織